仲間とともに
新たな目標に挑むのが、
東洋鋼鈑の営業スタイル
K.K(先輩)
缶材営業部 缶材グループ 缶材第1チーム
1994年入社
K.T(後輩)
缶材営業部 缶材グループ 缶材第2チーム
2006年入社
入社から10数年を経た社員たちは、どんな経験を重ね、今は何を想い、日々の仕事にどう取り組んでいるのか。改めて思う東洋鋼鈑の魅力は? 若手社員に対する期待とは?…
将来のキャリアをイメージしてもらうために、缶材部門に所属する先輩・後輩の2人に、過去と現在、そして未来を語り合ってもらいました。
入社を決めた理由を教えてください
先輩
私は東京の大学でしたが、地元が工場のある下松の隣の徳山で、東洋鋼鈑については昔から知っていました。堅実な社風という評判で、親近感もありました。ただ、営業先は全国区ですし、決して地元に戻りたいと考えていたわけではありません。
後輩
私もK.Kさんと同じ高校の出身なので、ほぼ同様の理由です。多くの産業に必要とされる鉄鋼製品を供給していることから、安定度も高いと思っていました。
先輩
私はK.T君より10年以上も前の入社ですが、学生時代の東洋鋼鈑に関してイメージしていたことは一緒です。安定度が抜群で、この会社なら潰れないという安心感がありました。でも、昔から同じ事業を変えずに継続してきたことによる安定ではないことは、営業現場に立ってから強く感じています。
後輩
最終的な経営指標の数字だけを見ると、確かに安定成長しているのですが、営業でも、開発でも、製造でも、現場は新しいことへの挑戦の連続。成功もあれば失敗もある。事業の中身は数年も経てばガラッと変わっています。
先輩
そう。実はどの時代においても、厳しい経営環境をチャレンジで乗り越えてきた結果による、継続的な成長と発展だったと言えるでしょう。就職活動中の学生の皆さんには、その点について知っていて欲しいですね。
これまでのキャリアをお聞かせください
先輩
入社から3年間は、下松工場で生産計画やホットコイル(コイル状に巻かれた薄い鋼板)を購入するための明細を作ったりしていました。その後、大阪で7年にわたって缶材の営業を行い、次に東京で同じ営業をすることになり、しばらくして薄板の営業に異動し、また缶材の営業に戻って現在に至ります。
後輩
私の場合は人事を2年経験してから、薄板の営業を8年間しました。
現在の缶材の営業は1年少々です。
先輩
薄板の営業は、缶材の営業と何が違った?
後輩
そうですね。当社の薄板製品の中で、私は主にニッケルめっき鋼板を扱っていました。ニッケルめっき鋼板は国内外の自動車やパソコン部品の製造現場に供給されるのですが、表面欠陥や鋼中不純物などの品質に要求されるレベルは本当に厳しく、必要な特性もお客様によって違う、言わばオーダーメイド品。その分、単価が高いという魅力がありました。
一方で、現在担当している海外向け缶用材料、ブリキやティンフリースチールはほとんどが世界的な基準に合わせて製造するコモディティ商品。出荷する量が膨大で、ビジネスのスケールが大きい。そこが魅力だと思います。
先輩
確かに今も缶材は当社の事業の大黒柱。国内では成熟した市場と見られていますが、まだまだ技術革新で事業を拡大する余地はあります。飲料缶ひとつとっても、ラミネート鋼板を用いたりエンボス加工を施したりと、様々なアプローチで市場開拓をしています。
後輩
缶用材料を扱う面白さは、エンドユーザーである一般の消費者に手にとってもらえることだと思います。その反面、だからこそ品質面で気を抜けない。
先輩
実際、日本の缶メーカーが品質に求める要求水準は高いよね。
後輩
ええ、日本のお客様は。でも海外のお客様は日本のお客様ほど品質にこだわりはなく、中身を詰めて出荷した後で凹んだり外側に多少の汚れがついていたりしても、それほど問題にしないように思います。その分、競合メーカーも多いので、価格交渉は簡単ではありません。
改めて思う東洋鋼鈑の魅力は?
後輩
海外マーケットはこれからの市場。私は海外を担当する缶材第2チームということもあり、東アジアや東南アジアを中心に海外出張は多いですね。各国の現地缶メーカーとの交渉や製品のPRを目的に訪問します。毎回タフな交渉が待っていて、壁に突き当たることも多いですが、上司や仲間のサポートは必ずあります。
先輩
彼の言うサポート体制は、どの部署でも同じです。タフな営業活動が求められますが、一人で悩むような風土ではありません。チームで目標を追いかけるのが、東洋鋼鈑のカラーなのです。過去を振り返っても、部署が一丸となって行動してきたように思います。でも、私の若手時代はそれが行き過ぎていて、全員の仕事が終わるまでみんな待っていて、終わったら終わったで、みんなで飲みに行く(笑)
後輩
今では自分の仕事が終わったら、みんなすぐに退社しますね。それでも一つの目標を一丸となって追いかける風土は息づいています。
先輩
各人が考えた営業戦略や事業のアイデアを披露するアクションテーマの発表会は盛り上がるしね。
後輩
アクションテーマといえば、半年ほど前の回は、私が発表担当の一人でした。ラミネート材の缶の新たな用途を開拓する活動がテーマでしたが、上層部の役員も出席していたので緊張しました。
先輩
国内市場は缶の用途拡大が喫緊のテーマだから、参考になったよ。汎用の18リットル缶や食料品用途の缶包装など、拡大が見込めるマーケットを広げて、ボリュームの大きな飲料缶のマーケットだけに頼らない缶材営業部を、ぜひ作り上げたいと思う。
当社を志望する学生の方にも、
ぜひ新しい東洋鋼鈑をつくる気概で
入社して欲しいですね。