東洋鋼鈑を
知る
Business

事業分野紹介

東洋鋼鈑とは

当社は鋼材を他社から購入し、圧延、表面処理、ラミネートなど付加価値をつけて販売する素材メーカーです。現在ではアルミやフィルム、DNAチップなど鉄以外の分野にも応用し、活躍しています。

街中に瓶、缶や、冷蔵庫や車の中に東洋鋼鈑の製品が使用されているイメージイラスト。

東洋鋼鈑の製品とは

当社の製品は、社会のいたるところで暮らしを支えています。 例えば飲料缶の材料となるラミネート鋼板、電気自動車の拡大で需要が伸びている電池の材料となるニッケルトップ、パソコンなどに使われるハードディスクドライブの材料となるMD、容器用に用いられるフィルムなど、形状は多岐にわたります。

ラベル印字のない、さまざまな大きさの四角い缶
缶用材料

「ぶりき」の歴史は、そのまま東洋鋼鈑の歴史です。

錫めっきの美しい光沢で覆われ、優れた耐食性・はんだ性・溶接性を有しています。

食缶をはじめ飲料缶、18ℓ缶、美術缶など用途も幅広く、伝統の技術と最新の設備が生み出す高品質な「ぶりき」は、世界中で厚い信頼を集めています。

ラベル印字のない飲料缶のイメージ写真"
飲料缶

安全で環境にもやさしく飲料缶にも使われる素材です。

ハイペットは東洋鋼鈑が独自に開発したフィルムラミネート鋼板です。代表的な用途は「タルク缶」用で、この素材を製缶することによって塗装工程や洗浄工程を省略でき、CO2排出の大幅削減や排水ゼロの「環境にやさしい」缶を実現しました。タルク缶は産業界のノーベル賞と言われる大河内記念賞を受賞するなど、高く評価されています。

シート状の新めっき素材「ニッケルトップ」
自動車部品材料

車はつくれないが、私たちにもできることがある。
その想いが自動車部品材の開発に繋がりました。

ハイブリッドカーのバッテリーを支える角孔芯体材、燃料パイプやマフラーなどの自動車部品も東洋鋼鈑の「ニッケルトップ」を使って作られています。高温で酸化されにくいという優れたニッケルの特性を最大限に生かしためっき鋼板で、優れた耐食性を実現。私たちの生活に欠かせない車の一部を、東洋鋼鈑の高い技術力で支えています。

一般家庭のお風呂場の写真。壁にかけられたシャワーと浴槽が映っている。
建築・家電用材料

日本初の樹脂化粧鋼板で、空間や生活をスタイリッシュに変えました。

消費者が製品を選ぶポイントとして、製品の高度化とともにデザイン性の高さも重要になっています。東洋鋼鈑の樹脂化粧鋼板は表面の素材に多彩な印刷表現ができるだけでなく、立体的な浮彫加工や高光沢鏡面といった美しい商品仕上げが可能です。

コンピューターに内蔵されている磁気ディスクの写真
磁気ディスク用アルミ基板

国内外で評価の高い磁気ディスク用アルミ基板。
それを支えているのは、ナノレベルの精密加工技術でした。

磁気ディスク用アルミ基板は、現代のIT社会を支えるさまざまなデジタル機器のデータ記憶装置として重要な素材です。基板には表面に薄膜磁気層を塗布しています。サーバーやデスクトップパソコン、デジタル家電などに使用されています。

容器用機能フィルムのロールと、缶の写真
容器用機能フィルム

歴史の中で培った技術を応用し、樹脂の加工にも成功。

東洋製罐(株)の絞りしごき缶(TULC)用に開発した自社ラミネート鋼板用フィルムです。TULCの高加工性に対応するため、ガラス転移点以上で伸びの大きい無延伸フィルムを選択しました。ここで培った製膜技術を応用し、ユニットバスや間仕切り、冷蔵庫などの樹脂化粧鋼板にも用途を拡大しています。

シート状の光学用フィルム
光学用機能フィルム

容器用機能フィルムの製膜技術をもとに、フラットパネルディスプレイ用途に光学用途フィルムを展開しています。

便利で快適な生活に欠かせないスマートフォン。朝は最新のニュース、夕方は食卓に笑いを届けてくれるテレビ。こういった機器のディスプレイには東洋鋼鈑の光学用フィルムが使われています。豊かな人々の暮らしを支えることも、私たち東洋鋼鈑の仕事です。

遺伝子解析キット「ジーンシリコンDNA チップキットUGT1A1」
DNAチップ基板

有効な治療の提供や、健康寿命の延伸に貢献しています。

当社のDNAチップは、シリコン基板にDLC(Diamond Like Carbon)をコーティングし、特殊な表面化学処理を施したDNAチップです。共有結合により生体材料と基板が強固に固定されるため、バイオチップでの信頼性の高い解析が可能です。