2025.03.12
ENVIRONMENT

山口県で初めて認証された森林 J-クレジットの購入企業第 1 号として売買契約を締結

東洋鋼鈑株式会社は、山口県内の森林保全を通じて脱炭素社会を実現するために、三井物産株式会社との間で、山口県で初めて認証された森林 J-クレジット※1 の売買契約を締結いたしました。本クレジットは、三井物産株式会社と公益財団法人やまぐち農林振興公社の共同プロジェクトで、山口県内の森林を適正に管理することで創出された CO2吸収量をクレジット化したものです※2。当社は本プロジェクトで創出されたクレジットの購入企業第 1 号として、2024 年度から 2031 年度までの 8 年間にわたり、森林保全による CO2 吸収量がクレジット化されたものを毎年 1,300t 分(当社から排出される C 重油由来の CO2 相当量)購入します。

当社は表面処理鋼板や磁気ディスク用アルミ基板の製造に多くの水を使用しています。今回、人びとの生活や企業の生産活動に欠かせない水を育む森林において、保全整備や適切な管理を推進するという主旨に賛同し、クレジットの購入を決定しました。これからも、山口県内の林業の活性化や森林保全の促進、生物多様性や水源涵養(かんよう)効果の向上に貢献していきます。

また、2050 年のカーボンニュートラル社会の実現に向け、GHG(温室効果ガス)排出量の削減に取り組んでおり、オンサイトおよびオフサイト PPA での太陽光発電電力(再生可能エネルギー)の導入や燃料転換、省エネ設備への更新を継続して行っています。

今後も森林保全活動や再生可能エネルギー・新技術の導入等により、GHG 排出量削減に継続して取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

1 森林 J-クレジット制度:国が認証する J クレジット制度の一つで、森林の適切な管理(施業)を行うことによる
CO2 吸収の増加量を環境価値として認証したもの

2 J-クレジット創出プロジェクト業務委託契約の締結について
(公益財団法人やまぐち農林振興公社プレスリリース/2023 年 12 月 5 日)

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