2024.08.01
ENVIRONMENT

環境配慮型樹脂化粧鋼板の販売開始について

東洋鋼鈑株式会社は、樹脂化粧鋼板(製品名:ビニトップ、ファイントップ)について、その基材となる溶融亜鉛めっき鋼板に、環境に配慮した電炉製原板を適用した製品の販売を開始しました。

東洋製罐グループでは、2019年に「Eco Action Plan 2030」を制定し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを推進しており、その目標の一つとして、サプライチェーンでの温室効果ガス(Scope3)排出量を2030年度に30%削減(2019年度比)することを掲げています。

この度、当社が販売する樹脂化粧鋼板について、その基材となる溶融亜鉛めっき鋼板に使用されてきた高炉製原板を電炉製原板に代替することにより、当社のScope3排出量を削減できることとなりました。また、これにより、本製品を使用されるお客様におけるScope3排出量の削減にも貢献できます。

樹脂化粧鋼板の構成
樹脂化粧鋼板の用途例

樹脂化粧鋼板に電炉製原板を適用するためには、フィルムと鋼板との密着性や製品の耐食性等、樹脂化粧鋼板として必要な様々な特性を満足させる必要がありましたが、この度、電炉製原板の品質向上に加え、当社独自の化成処理技術により上記課題を解決したことで、本製品の販売が可能となりました。

当社は、「技術の可能性を追求することで新たな価値を生み出し、お客様とともに社会の発展に貢献」することを企業理念の存在意義に定め、企業活動を行っています。今後も、環境に配慮した製品および製品ライフサイクルにおける環境負荷を考慮した製品の開発に努めてまいります。

本件に関するお問い合わせ

建装営業部 建装グループ

TEL:03-4531-6863