東洋鋼鈑株式会社は、中国電力株式会社(以下「中国電力」)との間で、太陽光発電によるオフサイトPPA1に関する契約を、本日締結しました。
本契約は、中国電力が株式会社エコスタイルおよび株式会社彩の榊との協業のもと、営農型太陽光発電所を新たに計64,000kW開発し、発電した電気と環境価値を当社下松事業所(山口県下松市)に供給するものです。なお、営農型太陽光発電2を活用したオフサイトPPAは、中国地域では初の取り組みです。
当社は脱炭素社会の実現に向け、東洋製罐グループが掲げる中長期環境目標「EcoAction Plan 2030」のもとで、グループ全体のCO2排出量を2030年度に50%削減(2019年度比)、2050 年にカーボンニュートラルの実現をめざすこととしており、再生可能エネルギー由来の電力の導入は、その目標達成に向けた主な取り組みの一つです。
本契約の締結により、2030年度までに下松事業所で使用する電力量の約20%を追加性3を有するグリーン電力に置き換えてまいります。これにより年間約25,000tのCO2削減につながるものと考えております。
1 発電事業者が電力需要施設と離れた場所に太陽光発電設備の設置を行い、太陽光発電設備で発電した再エネ電力を小売電気事業者が電力系統を経由して特定の需要家へ長期にわたって供給する電力購入契約。
2 農地の上部空間に太陽光発電設備を設置することで、農業と発電を両立させるものであり、耕作放棄地等の再生利用や農業経営の改善による農業の活性化、農作物の栽培による二酸化炭素の削減に加え、再エネ導入量の拡大にもつながる発電方法。
3 既存の再エネ設備の利用ではなく、太陽光発電設備の新設など、再エネの導入量を拡大する効果があるもの。
中国電力から東洋鋼鈑への電力供給イメージ
当社は持続可能な社会の実現に向けて、再生可能エネルギー・新技術の導入等により、温室効果ガスの排出削減に引き続き取り組んでまいります。
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