1934
(昭和9年)
東洋鋼鈑設立
当時、大部分を輸入に依存していたぶりきの自給化のため、民間初のぶりきメーカーとして誕生しました。本社は大阪府大阪市、工場は山口県下松に設置されました。
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1935
(昭和10年)
ぶりきの生産を開始
山口県下松工場において操業を開始(1935年2月)
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1949
(昭和24年)
東京証券取引所に株式上場
東京証券取引所に株式を上場しました。
1952
(昭和27年)
本社移転
本社を東京都千代田区霞が関へ移転しました。
この社屋は当初同潤会虎ノ門アパートとして建設されたものです。

1955
(昭和30年)
電気錫めっきライン設置
高度経済成長の下での需要増に対応するため、電気錫めっきラインを設置し、電気めっきぶりきに進出しました。連続的な錫めっき処理が可能になりました。
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1956
(昭和31年)
第二次合理化計画立案
工場全体を近代的設備にする目的で、第二次合理化計画が立案されました。第二次合理化計画はスケールが大きく、ワシントン輸出入銀行からの借入れを計画することになりました。1958(昭和33)年1月にはワシントン輸出入銀行の調査団が来日し、その際下松工場を視察、6月に当社の借款710万ドルが決まりました。

1958
(昭和33年)
冷延鋼板「トップ」誕生
圧延技術を生かしエッチング性、板厚精度、形状が優れた冷延鋼板「トップ」が誕生しました。
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1959
(昭和34年)
樹脂化粧鋼板「ビニトップ」誕生
塩ビを亜鉛めっき鋼板に積層した樹脂化粧鋼板「ビニトップ」が誕生しました。ビニール皮膜鋼板の商品化は世界初となりました。
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1961
(昭和36年)
ティンフリースチール「ハイトップ」誕生
ぶりきに代わる製缶用材料として、錫を使わないティンフリースチール「ハイトップ」を世界で初めて商品化しました。
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1967
(昭和42年)
電気亜鉛めっき鋼板「シルバートップ」誕生
鉄に対し優れた防錆効果を持った亜鉛をもとに、さらに耐食性を向上させた電気亜鉛めっき鋼板「シルバートップ」が誕生しました。
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1981
(昭和56年)
ラッセルシュタイン社と技術交流協定締結
1965(昭和40)年に当社がドイツのぶりきメーカーであるラッセルシュタイン社へハイトップの技術を輸出して以来、同社との友好関係が生まれました。1981(昭和56)年に技術交流協定を締結し、以降定期的に技術交流会議を開催しています。
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1985
(昭和60年)
ラミネート鋼板「ハイペット」、
磁気ディスク用アルミ基板「MD」誕生
環境負荷軽減、塗装のしやすさ、食品腐食抑制および内容物保護、衛生性をすべて兼ね備えたラミネート鋼板「ハイペット」、当社の研摩およびめっき処理技術を他素材に応用した磁気ディスク用アルミ基板「MD」が誕生しました。
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磁気ディスク用アルミ基板「MD」"
磁気ディスク用アルミ基板「MD」
1986
(昭和61年)
ニッケルめっき鋼板「ニッケルトップ」誕生
電池分野の需要拡大を見越し、圧延、熱処理、表面処理技術を活用したニッケルめっき鋼板「ニッケルトップ」が誕生しました。
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1997
(平成9年)
初めての海外子会社をマレーシアに設立
当社の表面処理技術、研磨技術を鋼板以外に応用し、丸紅株式会社と共同で磁気ディスク用アルミ基板「MD」の製造販売を行なうTOYO-MEMORY TECHNOLOGY SDN.BHD.(TMT) を設立し、2013年8月に完全子会社化しました。
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高機能異種金属積層材「クラッド材」誕生
表面活性化常温接合法を世界で初めて確立した、高機能異種金属積層材「クラッド材」が誕生しました。
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2000
(平成12年)
本社ビル移転
本社を東京都千代田区四番町に移転しました。
この社屋は、近代~現代建築設計の重鎮である圓堂政嘉氏によって設計されたものです。

2001
(平成13年)
容器用機能フィルム
「ファインキャストフィルム」誕生
ラミネートフィルムの内製化を目指し、容器用機能フィルム「ファインキャストフィルム」が誕生しました。
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2004
(平成16年)
バイオチップ用途基板「DNAチップ」誕生
世界で初めて開発した気相合成法により、バイオチップ用途基板「DNAチップ」が誕生しました。
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2005
(平成17年)
事業所開放イベントを開催
下松事業所において、地域の方々との交流を目的として、事業所開放イベント「東洋鋼鈑地域ふれあいデー」を開催することになりました。現在も「TK WORKSフェスティバルinくだまつ」に名称を変更し、開催しています。
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2007
(平成19年)
光学用機能フィルムの営業生産開始
缶用、建材用途フィルムの製膜技術をもとに、光学用に可能性を見出した「光学用機能フィルム」の営業生産が開始されました。
2009
(平成21年)
中国に販売子会社を設立
中国に販売子会社 上海東洋鋼鈑商貿有限公司(STK)を設立しました。
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2012
(平成24年)
トルコ共和国に合弁会社を設立
トルコ共和国において、現地で製鉄事業を営むトスヤル社との間に合弁会社TOSYALI TOYO CELIK ANONIM SIRKETI(TAT)を設立しました。また、2014年には鋼板関連事業のグローバル展開の足掛かりとして、表面処理鋼板製造工場の建設を決定しました。
2013
(平成25年)
ブランド「TK WORKS」の策定
創立100周年に向けて、東洋鋼鈑グループは未来のありたい姿を再構築し、基盤強化を図るため、ブランド「TK WORKS」を策定し、展開を始めました。

2016
(平成28年)
株式会社富士テクニカ宮津を子会社化
自動車車体用プレス金型の製造販売を営む株式会社富士テクニカ宮津を完全子会社化しました。今後も成長と技術革新が続くことが見込まれる自動車産業分野への事業拡大を図ります。
遺伝子解析キット「ジーンシリコンDNAチップキットUGT1A1」の国内製造販売承認を取得
当社が山口大学と開発してきた遺伝子解析キット「ジーンシリコンDNAチップキットUGT1A1」が国内製造販売承認(薬事承認)を取得し、本格的に医療分野への進出を始めました。

2017
(平成29年)
トルコの合弁会社トスヤル トーヨー社で商業生産開始
トルコの合弁会社トスヤル トーヨー社では、オスマニエ工場の製造設備の据付が完了し、2017年5月より商業生産を開始しました。

2018
(平成30年)
東洋製罐グループホールディングス株式会社による完全子会社化に伴い、上場廃止
2019
(平成31年)
本社ビル移転
本社を現在地である東京都品川区東五反田“大崎フォレストビルディング” に移転しました。
東洋製罐グループホールディングスの自社ビルで、「都会の森」をイメージして敷地内に多くの樹木を配した環境配慮型のビルです。
